幼馴染除霊大作戦! End


アイツが体に戻ってから一週間後
夏休み明けの教室内↓


「なぁ、お前ファンの一人くらい俺にちょうだい?」

「はぁ?意味わかんねー」

「お前ばっかずりーよ!!俺にも一人よこせ!」

「死ね」

「なにそれ!俺がモテないの見て見下してるだろ!?」

「はいはい」

「自分の顔がいいからって!!」

「お前の場合、性格に問題があるんだよ」

「なにそれ、ドコ見て言ってんの!?
 俺みたいなイイ子、絶対いないよ!」

「うぜーんだよ、夏なのにお前のせいで余計暑い」

「なっ!?お前俺の心はガラスよりもろいんだぞ?
 もっと優しく扱え!」

「だぁもう、うっせーな!誰かコイツを黙らせろ!」

「呪ってやる・・・もう一度死んでとり憑いてやる!」

「ふざけんな!笑えねーぞ!」

「笑わせたくて言ってねーよ!!!」 
 


チョットだけ、寂しいと感じてしまったのは
やっぱり気のせいだった(どんより) 
 


―なぁ、アイツあんなキャラだったか?
―どっちが?
―どっちもだよ
―たしかに、どっちもキャラ変わったよな
―何があったんだあの二人
―さぁ?


「くっそー!垂れ目野郎!!」

「んだとぶっ殺すぞ!」

「寝言でドラエモンと会話してるくせに!」

「はぁ?してねーよ」

「お前が寝てる間ずっと聞いてたんだぞ!?」

「てめー何キモイ事してんだ!!」

「タケコプター壊れてるぞドラエモン!
 (爽やかに)とか言ってたくせに!」

「変なコト言うんじゃねー!!」

「ってアレ?」

「あぁ?」


「・・・」
「・・・」


「何この終わり方」

「何が」

「なんか展開ないの?」

「あっただろうが」

「俺たちが仲良しなとこをアピールしただけじゃん!」

「アピールしてねーだろ」

「てか、結局どういう話なわけ?」

「お前を除霊するってストーリーだろ」

「そんだけ!?」

「あぁ、あと塩」

「塩?」

「霊を消したけりゃ塩つかえ!
 てか嫌いなやつにも有効!」

「どいう意味だよ!」

「こういう意味だ・・・(ユラリ)」

「ちょ、待てよ!(キムタク風)」

「統一して終わった方がいいだろ(塩をにぎる)」

「誰もそんなエンディング期待してないから!!
 てかどこから出したんだよその塩!?」

「標準装備つっただろうーが」

「なんで!?俺もうユウレイじゃないから!」

「・・・(目が光る)」

「お前の愛を少量でもいいから俺にも向けても
 バチはあたらないんじゃない!?」

「今までの行いの報い・・・
 男なら大人しくうけろ!!」

「キャ、キャラ変わってるから!
 てか、何が理由でキレてんだよー!?」

「うるせー!お前が俺に与えたストレスが
 どんなもんだったのか分からせてやる!!」

「ゴメンナサイ!!お前から常識を奪うほど
 ストレスを与えたコトは謝るからッ!」

「・・・(キラーン)」

「周囲の目を少しは気にしてッ!!
 注目の的だから!俺たち目立っちゃってるから!!」


ふぁさっ・・・

ぱらぱらぱら・・・


「いやぁぁぁぁーーー・・・」
 
 
 
 


おわり
 


「しょっぱい!こんな終わり方、
 いろんな意味でしょっぱい!」

「俺の台詞に、お前がとり憑いていた間の
 俺の可哀想さが現れてるだろうが」

「えぇっと、ここまで読んでくださった方がいらっしゃったら
 ホント有難うございます(話をそらす)」

「コレでやっとエンディングです、
 ホントに有難うございました(嬉しそう)」

「寂しいけど・・・もしかしたらまだ続くかも!!」

「そんな事実はいっさいないだろ」

「皆さんがもし俺にまた会いたいなら
 きっと会える気がします!!ね?(チラ)」

「まぁ・・・そういう物好きな奴はいないけどな」

「何愛の無いコトいってんだよ!」

「では皆さんさようなら(無視)」

「勝手に終わらせるなよ!
 ではでは皆なさん、また会う日までー!!」

「・・・(そんな日が来ないことを祈ってます)」 
 
 
 


ホントにおわり
 
 
 
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ついに終わりました!
やりとげたって感じです(笑